外壁を塗替えする時期が遅れるとどんなリスクがある?
家の状態は仲介をお願いした不動産会社から詳しく聞いていて、購入する少し前に台風によって屋根がダメージを受けたので、火災保険で大掛かりな工事をして、そのときに塗装も行ったそうです。ということで、外壁の塗替えをする時期と屋根の塗装をする時期にずれが生じています。
最近外壁の汚れが目立ってきて、そろそろ塗装をするタイミングだと思うのですが、もう2〜3年すれば屋根の塗替えをも一緒にしてもよいと考え躊躇しています。
外壁と屋根の塗装を一緒にすれば足場代を節約できることは認識していて、これだけで20万円程度は節約できると、前に家のことに詳しい友人から聞いたことがあります。
心配なのは、外壁を塗装する時期が遅れることによるリスクがないのか?ということです。もしリスクがあるならその内容を詳しく教えて欲しいので、ご回答お待ちしております。
雨漏りが起きて取り返しのつかないことになるリスクもあります
屋根も同じですが、最適な時期に塗装工事を行う最も大事な目的は雨漏りを防ぐことです。もちろん、塗装工事をしなければ美観を損なうことにもつながりますが、そのことは我慢できても、雨漏りが起きてしまうと家の建て替えが必要になるなど、取り返しのつかない事態を招きかねません。
建物の中に雨水が浸透すれば、構造体を腐らせて建物の寿命を縮めることになり、湿気を好む白アリの発生リスクを高めてしまいます。シロアリに構造体を食い荒らされてしまうと倒壊のリスクも生じてしまい、命への危険も及びます。
最悪の事態は回避できても、外壁塗装を先延ばしにすると、補修費用が高額になってしまうリスクもあります。
外壁塗装だけで済めばよいですが、雨漏りが起きてしまうと水分が建物の内部まで侵入して家を支えている木材が劣化し、建て替えは免れたとしても部分的な入れ替えが必要になるようなこともあるのです。
外壁塗装だけなら数十万円単位の費用で済みますが、大掛かりな修繕工事には100万円単位の費用がかかってしまいます。
外壁塗装が必要かどうかの判断は、自身で行うのではなく専門業者に任せましょう。外壁塗装を専門にしている業者でも無料で建物診断を行っているところはあるので、まずは状態を診てもらいましょう。